私が勤務している会社は、従業員の福利厚生の一環として、毎年バンコクへの社員旅行が実施されています。費用は全て会社持ちなので、従業員の多くは大喜びで参加しています。毎年同じ場所へ旅行するのではなく、違う国にも行けばいいのにという従業員もいますが、行先は毎年変わりません。なぜかというと、私が勤務している会社はバンコクにある病院と健康診断の法人契約を結んでいるからです。
つまり、社員旅行で行った先で従業員の定期健診を済ませてくる仕組みになっているのです。日本国内で健康診断を受けてもよいわけですが、はっきり言って面白くも何ともありません。また、飲食の禁止をきちんと守らない者も当然いますから、正しい診断結果が出ないケースも多いです。私が勤めている会社はとても規模の小さい会社なので、社長の独断で毎年1週間の日程で社員旅行が行われています。
タイ到着後3日目に定期健診を受けるのが慣例になっているのですが、前日は早めに夕食を済ませて、全員でサッサと寝る決まりになっています。初日も2日目も、3日目に行われる定期健診が気になって食事やお酒の摂取量を控えがちになるため、比較的良い検診結果が出る人が多いです。その代わり、検診が終わった3日目の夜からは、思いっきり飲んだり食べたりして楽しみます。バンコクには観光スポットがたくさんあるので、もちろんそちらも見て回ります。
会社が潰れそうにならない限り、健康診断を兼ねた社員旅行をずっと続けると社長が言っているので、また来年も行くことになりそうです。