がん検診の目的と検診方法

がん検診の目的は、がんを見つけることだけでなく、検診の対象となる方たちの死亡率を減少させることが目的となります。がん検診によって早期発見ができ治療で死亡率が低下するがんは、胃がんと肺がんと乳がん、大腸がんと子宮頸がんの5つです。がんは怖い病気と思われていますが、早期で見つけることができれば怖い病気ではありません。がん検診で精密検査が必要と判断されたら早期がんを見つけられる場合もあるので、進んで受けるようにするとよいです。

検診の一次検診や精密検査で異常ありとされた場合、多くの方ががんを疑い怖くなると思いますが、検診を受けてがんが見つかる人の割合少なく、多くの方が良性のものなどが多いです。例えば大腸がんの検診と乳がんの検診をそれぞれ1万人ずつ受けた場合、両方とも半分程度の方が一次検査で異常ありと判定されます。その方たちが精密検査を受けがんが見つかるのが、大腸がんで15から25人ほどで、乳がんでは20から30人ほどの計算となります。がん検診はただ受けるだけではなく、がんの種類によって検診方法があり、胃がんの場合は胃X線検査、子宮頸がんの場合は子宮頸部細胞診、乳がんの場合は視触診とマンモグラフィー、肺がんの場合は胸部X線、大腸がんの場合は便潜血検査や大腸内視鏡などが効果がある方法です。

がん家系の方で女性の場合は、女性特有の子宮頸がんや乳がんの検査、男性では胃がんや肺がんなどの検査を受けることで、安心して生活が送れます。

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