がん検診はがん患者のお陰

がんに罹患するとがん登録がされます。がん登録は世論調査において85.6%の人が知らないと答え、認知度の低さがうかがえます。がん登録はがん罹患数・罹患率、がん生存率、治療効果のデータを収集し把握する事によって今後の医療に生かすために使用されます。がんに罹患する人の割合は2~3人に1人となっており、死亡三大要因の一つでもあります。

未だに末期になると完全治癒の可能性はかなり低い状態になっています。がんに対する予防が必要ですが、予防には一次予防、二次予防、三次予防が存在します。一次予防の目的はがんになる人を減らす事で、二次予防の目的はがんから治る人を増やす事です。つまり、がんの早期発見が必要であり、がん検診がそれに当たります。

このがん検診でも正しく精密度の高い検診が行えるように日々研究されており、がん登録されたデータが生かされています。どの年代にどの程度の割合でがん検診を行うのが効果的であるか、都道府県で行われている場合どの程度の効果を示しているのかを調べる事が可能になります。今、受けているがん検診は、今まで罹患した人のデータから成り立っていると言えます。がんの種類は多く、急激に進行していしまうがんも存在します。

がんの研究はまだまだ行われている状態で解明には至っていません。そこで国民の協力が必要不可欠でがん検診を受ける事で自分の健康を守るとともに、がん治療に対するデータの提供を必要とされています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする