タイには、公立と私立の病院があり、バンコク市内にある有名な私立だと、医療水準もかなり高くてホテルのように豪華でサービスもよいです。公立に比べるとかなり治療費が高いですが、最新技術の医療が安心して受けられますし、複数の言語にも対応しています。日本語専用窓口などもあり、日本語通訳などもいて、日本人の患者も多いです。公立は、治療費が安いのでタイの一般の人が通院しています。
待ち時間も大変長く、待った挙句に診療だけで治療が受けられないこともあります。自治体によっては、貧しい人のために保健所が病院の代わりに簡単な診察と薬を無料で処方しています。タイでも、病院とはいえビジネスなので、先払いのシステムの場合も多いです。お金がないと治療すら受けることも出来ません。
公立と私立では質や内容が変わるのと同じく、支払われる金額に対してそれに合った治療が受けられます。初期治療が遅れてしまい、悪化しても自己責任ですから、海外に行ったときは万一のことも考えて、保険に加入して充分に対応できるようにした方がよいです。タイのバンコクでは、主に次のような料金になっています。救急車は、公営は通常は利用せず、民営だと3,700円から7,300円かかります。
初診料は1,800円から7,300円、部屋代は1日当たり、相部屋は通常利用しないで、個室だと25,600円から54,800円ICUは36,500円です。また、盲腸の手術の総費用は511,000円から、平均入院日数は2日から3日で、骨折したときの治療費は36,500円からです。